【6月2日 Relaxnews】中国政府は、10代の中国人観光客がエジプトの古代遺跡ルクソール(Luxor)神殿のレリーフに落書きをして、国際的な騒動に発展したことを受け、海外旅行に出掛ける際にやっていいことといけないことのガイドラインを公開した。

 5月初めに、一部の中国人旅行客が大声で話したりたんを吐いたりするなど、「非文明的な振る舞い」をしているため中国のイメージが損なわれていると指摘した汪洋(Wang Yang)副首相は今週、中国国家観光局(China National Tourism AdministrationCNTA)が策定したガイドラインを発表。国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)によると、「現地の慣習を尊重し、遺跡に落書きをしたり、登ったり、触ったりしない。環境を尊重し、外国の法律を遵守し、他の人に礼儀を示す」などの提言が記されているという。

 ガイドラインには、「文明的な観光客であることは、各市民の義務である」と書かれている。(c)Relaxnews/AFPBB News