【5月13日 Relaxnews】運転中の携帯電話の使用やサイズの合わないチャイルドシートの調整が同乗する子どもたちを危険にさらしている──米ミシガン大学(University of Michigan)の研究チームによる、子どもを乗せて運転する際の親の行動についての調査結果で明らかになった。調査は600人以上を対象に行われた。

 調査結果をまとめたミシガン大学の臨床講師でC.S.モット小児病院(C.S. Mott Children's Hospital)の医師でもあるミシェル・メイシー(Michelle Macy)博士は、「交通事故と言えば、主に十代の若者の注意散漫な運転に関心が向けられてきた。しかし調査の結果、1~12歳の子供を持つ親たちも運転中に気を取られることが頻繁にあり、事故を起こす可能性が高いことが分かった」と説明している。

 調査結果によると、対象となった親の約9割は過去1月の間に子どもを乗せて運転している最中、何らかの機器を操作した事で運転から気をそらしたことがあると回答している。また運転中の注意をそらす行動として、携帯メール、インターネットの利用、食事、身だしなみを整える、子供に食べ物を与える(授乳)、CD・DVDの交換、カーナビの操作などが挙げられた。(c)Relaxnews/AFPBB News