【5月9日 AFP】「年収2万3000ポンド(約350万円)、週45時間の厨房勤務」という求人広告は取り立てて魅力的に見えないかもしれないが、それが英バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)でエリザベス女王(Queen Elizabeth II)のディナーを作る仕事なら話は別だ。

 同宮殿の公式ウェブサイトに掲載された広告によると、応募の条件として「フランス料理に造詣が深いことが望ましい」とある。さらに、「採用されれば、ロイヤルファミリーとその来賓や、各私邸の全侍従職とも接することになる。200人規模の宮中晩餐会もあれば2人分の昼食のときもある。また800人分の立食パーティーやスタッフ用食堂の食事もある。われわれのシェフはどんな場合でも並外れた基準を保った食事を準備していただく」としている。

 また住居も提供されるとしているが、それがバッキンガム宮殿内かどうかは明記されていない。(c)AFP