住民大反対の原発、インド最高裁が試運転許可
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【5月6日 AFP】インドの最高裁は6日、南部タミルナド(Tamil Nadu)州のクダンクラム原子力発電所(Koodankulam Power Plant)の試運転を許可した。同原発については、地元住民をはじめ、国内から広く反対され、抗議の対象となっていた。
同原発について最高裁は、「人々の幸福のために建てられた」ものであり、「政府は必要な手順を踏んている。原発の開発はインドにとって重要だ。われわれはより大きな利益と経済的必要性の間で、バランスを取らなければならない」と述べた。
ロシアが建設を手掛けたクダンクラム原発はインド最大の原発プロジェクトで、急上昇する電力需要を満たすことを目的とした。計画が策定されたのは1988年で、2011年の稼働開始が見込まれていた。2つの原子炉はすでに稼働のための準備が整っているが、放射能(汚染)を憂慮する地元住民らの反対運動に直面している。安全性の見地からプロジェクトに反対する反核運動の活動家らは、最高裁に複数回、署名を提出していた。
最高裁は同日、インド政府に対し、原発の安全性および害物質をめぐる廃棄処理方法についての最終報告書を提出するよう命じた。(c)AFP
同原発について最高裁は、「人々の幸福のために建てられた」ものであり、「政府は必要な手順を踏んている。原発の開発はインドにとって重要だ。われわれはより大きな利益と経済的必要性の間で、バランスを取らなければならない」と述べた。
ロシアが建設を手掛けたクダンクラム原発はインド最大の原発プロジェクトで、急上昇する電力需要を満たすことを目的とした。計画が策定されたのは1988年で、2011年の稼働開始が見込まれていた。2つの原子炉はすでに稼働のための準備が整っているが、放射能(汚染)を憂慮する地元住民らの反対運動に直面している。安全性の見地からプロジェクトに反対する反核運動の活動家らは、最高裁に複数回、署名を提出していた。
最高裁は同日、インド政府に対し、原発の安全性および害物質をめぐる廃棄処理方法についての最終報告書を提出するよう命じた。(c)AFP