米国人とメキシコ人のカップル、国境の川に浮かぶボートで挙式
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【4月12日 AFP】米国人女性とメキシコ人男性のカップルが10日、両国の国境を流れる川に浮かべたボートの上で結婚式を挙げた。このユニークな式は、新郎が米国への入国要件を満たすために計画されたという。
新婦のステファニー・ゲラ(Stephanie Guerra)さん(26)と新郎のルーベン・アルフォンソ・フィエロ(Ruben Alfonso Fierro)さん(27)は、渦巻くリオグランデ(Rio Grande)川の流れをものともせず、ゴムボートでメキシコ国境の町ヌエボラレド(Nuevo Laredo)から米国を目指した。
ゲラさんと4人の子たちは全員が米国民だが、フィエロさんは長年米国に住んでいたものの、合法的に移住していなかったため、一時的に米国を離れた際に再入国が許可されなかった。家族が再び一緒になれる最も手っ取り早い方法は、米国で結婚することだった。
ゲラさんとフィエロさんは、米国人とメキシコ人の両方がリオグランデ川を自由に航行することを認めた1848年の条約を逆手に取った。この川は、米国とメキシコの3200キロに及ぶ国境線のおよそ半分を構成している。
2人のボートに同乗したテキサス(Texas)州ラレド(Laredo)のヘクター・リエンド(Hector Liendo)判事は、厳密には米国領であるこの川の上で、2人の挙式を執り行った。米国の警察官も同行し、メキシコ人の親族を含め、ボートに乗った人が誰も米国の地を踏まないよう監視した。
この挙式を支援した米環境団体「ビッグ・リバー・ファウンデーション(Big River Foundation)」によると、米国人とメキシコ人のカップルが両国を結ぶ橋の上で挙式する例はこれまでにも多かったが、リオグランデ川での結婚は今回が初めてだという。
フィエロさんは報道陣に対し、結婚によって、合法的に米国に移住して家族と再会することが容易になったと語った。(c)AFP
新婦のステファニー・ゲラ(Stephanie Guerra)さん(26)と新郎のルーベン・アルフォンソ・フィエロ(Ruben Alfonso Fierro)さん(27)は、渦巻くリオグランデ(Rio Grande)川の流れをものともせず、ゴムボートでメキシコ国境の町ヌエボラレド(Nuevo Laredo)から米国を目指した。
ゲラさんと4人の子たちは全員が米国民だが、フィエロさんは長年米国に住んでいたものの、合法的に移住していなかったため、一時的に米国を離れた際に再入国が許可されなかった。家族が再び一緒になれる最も手っ取り早い方法は、米国で結婚することだった。
ゲラさんとフィエロさんは、米国人とメキシコ人の両方がリオグランデ川を自由に航行することを認めた1848年の条約を逆手に取った。この川は、米国とメキシコの3200キロに及ぶ国境線のおよそ半分を構成している。
2人のボートに同乗したテキサス(Texas)州ラレド(Laredo)のヘクター・リエンド(Hector Liendo)判事は、厳密には米国領であるこの川の上で、2人の挙式を執り行った。米国の警察官も同行し、メキシコ人の親族を含め、ボートに乗った人が誰も米国の地を踏まないよう監視した。
この挙式を支援した米環境団体「ビッグ・リバー・ファウンデーション(Big River Foundation)」によると、米国人とメキシコ人のカップルが両国を結ぶ橋の上で挙式する例はこれまでにも多かったが、リオグランデ川での結婚は今回が初めてだという。
フィエロさんは報道陣に対し、結婚によって、合法的に米国に移住して家族と再会することが容易になったと語った。(c)AFP