米大統領、「脳の地図」作成に1億ドル
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【4月3日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は2日、アルツハイマー病などの病気の治療を目的として、人間の脳の複雑で謎に満ちた内部の「地図」を作成する予算1億ドルの国家プロジェクト「BRAIN」を開始すると発表した。
「世界一高性能のコンピューターでも、直感力という点ではわれわれの脳には及ばない」とオバマ大統領はホワイトハウス(White House)で述べた。「これほど膨大な謎が、解明されるのを待っている。BRAINプロジェクトは、活動中の脳を動的に把握するために必要なツールを科学者に提供することで、こうした状況を変えるにちがいない」
BRAIN (Brain Research through Advancing Innovative Neurotechnologies、高度で革新的な神経科学による脳研究)と題して実施されるプロジェクトは、てんかんやアルツハイマー病などの脳疾患を治療・予防する新しい方法の開発を目的としており、来週議会に提出される2014会計年度の予算教書に1億ドル(約93億円)の予算が盛り込まれる。
研究者らは、個々の脳細胞と神経回路がどのように機能し、どのような相互作用を行っているかを明らかにし、膨大な情報を脳がどのように記録、使用、検索しているかを解明する、脳内部の複雑な地図の作成を目指す。
プロジェクトは、米国立衛生研究所(US National Institutes of Health、NIH)、米国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency、DARPA)、全米科学財団(National Science Foundation、NFS)が共同で進める。(c)AFP
「世界一高性能のコンピューターでも、直感力という点ではわれわれの脳には及ばない」とオバマ大統領はホワイトハウス(White House)で述べた。「これほど膨大な謎が、解明されるのを待っている。BRAINプロジェクトは、活動中の脳を動的に把握するために必要なツールを科学者に提供することで、こうした状況を変えるにちがいない」
BRAIN (Brain Research through Advancing Innovative Neurotechnologies、高度で革新的な神経科学による脳研究)と題して実施されるプロジェクトは、てんかんやアルツハイマー病などの脳疾患を治療・予防する新しい方法の開発を目的としており、来週議会に提出される2014会計年度の予算教書に1億ドル(約93億円)の予算が盛り込まれる。
研究者らは、個々の脳細胞と神経回路がどのように機能し、どのような相互作用を行っているかを明らかにし、膨大な情報を脳がどのように記録、使用、検索しているかを解明する、脳内部の複雑な地図の作成を目指す。
プロジェクトは、米国立衛生研究所(US National Institutes of Health、NIH)、米国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency、DARPA)、全米科学財団(National Science Foundation、NFS)が共同で進める。(c)AFP