【4月2日 AFP】ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)首相が、モスクワ(Moscow)郊外からクレムリンまで車での通勤をやめ、ヘリコプター通勤に切り替えたことを首相報道官が3月27日、明らかにした。

 メドベージェフ首相はモスクワ西方のゴルキ(Gorki)にある自宅からからモスクワ市内まで車で通勤していたが、首相の車列が毎回、渋滞を引き起こし他のドライバーに迷惑をかけていたことから、これを解消する狙いがあるとみられている。

 悪天候の日以外は必ずヘリコプターで通勤し、通勤以外にもモスクワ周辺での移動にもヘリコプターを使うという。直接、政府庁舎の敷地内に着陸できるようヘリポートも設置された。

 写真好きでも知られるメドベージェフ首相は早速、通勤中の上空から写真を撮影し、自身のフェイスブック(Facebook)で公開。雪景色のモスクワの写真には「春はいつになったら来るのだろう?」とのコメントをつけているが、配達が遅いことで悪名高いロシア郵便(Russian Post)を皮肉り、あるユーザーは「きっとロシア郵便が配達中なんですよ」とコメントした。(c)AFP