スウェーデン王子と「忍ぶ愛」33年、リリアン王女が死去 97歳
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【3月11日 AFP】スウェーデンのカール16世グスタフ国王(King Carl XVI Gustaf)の叔母にあたるリリアン王女(Princess Lilian)が10日、ストックホルム(Stockholm)の自宅で死去した。97歳。スウェーデン王室が発表した。
英ウェールズ(Wales)生まれのリリアン王女は、スウェーデンのバーティル王子(Prince Bertil)との30年以上に及ぶ「忍ぶ恋」を実らせた女性。モデルをしていた1943年、英ロンドン(London)で現国王の叔父にあたるバーティル王子と出会い、恋に落ちた。当時、英俳優アイバン・クレイグ(Ivan Craig)氏と結婚していたが、1945年に離婚した。
だが、バーティル王子の父親にあたる当時のグスタフ6世アドルフ国王(King Gustaf VI Adolf)は、王子と平民との結婚を認めなかったため、2人は同居をしていながら長年、結婚できずにいた。ようやく晴れて正式に夫婦となったのは出会ってから33年後、現国王が王位についた1976年のことだった。
リリアン王女との熱烈なロマンスから「プリンス・チャーミング」の愛称で国民に親しまれたバーティル王子は、1997年に84歳で死去。リリアン王女もアルツハイマー病を患い、2010年から公の場に姿を見せていなかった。2人の間に子供はいない。(c)AFP
英ウェールズ(Wales)生まれのリリアン王女は、スウェーデンのバーティル王子(Prince Bertil)との30年以上に及ぶ「忍ぶ恋」を実らせた女性。モデルをしていた1943年、英ロンドン(London)で現国王の叔父にあたるバーティル王子と出会い、恋に落ちた。当時、英俳優アイバン・クレイグ(Ivan Craig)氏と結婚していたが、1945年に離婚した。
だが、バーティル王子の父親にあたる当時のグスタフ6世アドルフ国王(King Gustaf VI Adolf)は、王子と平民との結婚を認めなかったため、2人は同居をしていながら長年、結婚できずにいた。ようやく晴れて正式に夫婦となったのは出会ってから33年後、現国王が王位についた1976年のことだった。
リリアン王女との熱烈なロマンスから「プリンス・チャーミング」の愛称で国民に親しまれたバーティル王子は、1997年に84歳で死去。リリアン王女もアルツハイマー病を患い、2010年から公の場に姿を見せていなかった。2人の間に子供はいない。(c)AFP