「馬肉バーガー」に続き「馬肉ラザニア」、英国で大きな波紋
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【2月8日 AFP】英当局は7日、欧州冷凍食品大手フィンダス(Findus)のフランス産「ビーフ」ラザニアが検査の結果、最高で100%馬肉製だったことが判明したとして、消費者に食べないよう警告した。
英食品基準庁(Food Standards Agency、FSA)によると、フランスの納入業者「Comigel」が製造したビーフラザニア製品18食分をフィンダス側が検査した結果、11食分が60~100%馬肉製だった。フィンダスではビーフラザニア製品を回収した。
FSAでは、今回のラザニアの検査は「食肉などの不正表示に関する現在進行中の調査の一環」として行われたと発表している。また馬肉使用が「食品の安全性に関するリスクに当たるという証拠はない」としているものの、問題のラザニアに使用された肉が、動物用医薬品「フェニルブタゾン」を投与された馬の肉でないかどうかをさらに調査するよう命じた。「フェニルブタゾン」が使用された動物の肉は、英国で食品流通が禁止されている。
英国とアイルランドでは2週間前にも、大手スーパーなどで販売されていた冷凍ビーフバーガーに馬肉が混入していたことが発覚した。英国やアイルランドでは馬肉を食べる文化がないため、社会的にも波紋を呼んでいる。
FSAのキャサリン・ブラウン(Catherine Brown)長官は英BBCに対し「大規模な混入事件が2件見つかったということは、犯罪活動としての不正行為が関わっている可能性がかなり高いと言わざるを得ない。ビーフバーガーからミートボール、ラザニアまですべての牛肉製品について真正性テストを実施し、FSAに結果を提出するよう、食品業界各社に要請中だ」と述べた。
馬肉はフランスなど他の欧州地域や中央アジア、中国、中南米などではより一般的に食べられている。(c)AFP
英食品基準庁(Food Standards Agency、FSA)によると、フランスの納入業者「Comigel」が製造したビーフラザニア製品18食分をフィンダス側が検査した結果、11食分が60~100%馬肉製だった。フィンダスではビーフラザニア製品を回収した。
FSAでは、今回のラザニアの検査は「食肉などの不正表示に関する現在進行中の調査の一環」として行われたと発表している。また馬肉使用が「食品の安全性に関するリスクに当たるという証拠はない」としているものの、問題のラザニアに使用された肉が、動物用医薬品「フェニルブタゾン」を投与された馬の肉でないかどうかをさらに調査するよう命じた。「フェニルブタゾン」が使用された動物の肉は、英国で食品流通が禁止されている。
英国とアイルランドでは2週間前にも、大手スーパーなどで販売されていた冷凍ビーフバーガーに馬肉が混入していたことが発覚した。英国やアイルランドでは馬肉を食べる文化がないため、社会的にも波紋を呼んでいる。
FSAのキャサリン・ブラウン(Catherine Brown)長官は英BBCに対し「大規模な混入事件が2件見つかったということは、犯罪活動としての不正行為が関わっている可能性がかなり高いと言わざるを得ない。ビーフバーガーからミートボール、ラザニアまですべての牛肉製品について真正性テストを実施し、FSAに結果を提出するよう、食品業界各社に要請中だ」と述べた。
馬肉はフランスなど他の欧州地域や中央アジア、中国、中南米などではより一般的に食べられている。(c)AFP