【12月31日 AFP】フィリピンのマニラ(Manila)で29日、新年の違法花火の使用を最小限にとどめてもらおうと、押収した爆竹を警察が公開した。フィリピンの人口のほとんどはカトリック教徒だが、爆竹の騒音が悪霊を追い払って幸運をもたらすという古くからの迷信や中国の伝統に従って爆竹を打ち鳴らして新年を祝う習慣がある。

 またマニラでは同日、大みそかに警察官が銃を空に向けて撃った場合にその人物を特定できるようにするため、国家警察庁(PNP)の警察官らがテープを貼って銃口をふさいだ。フィリピンには未許可の銃が120万丁以上存在するとされており、新年を祝ってこれらの銃が発砲されることもある。(c)AFP