【11月26日 AFP】ポルノが男性のものだと言ったのは誰だったのだろう?──仏世論研究所(IFOP)が23日に発表した調査結果は、この通説を覆すものとなった。フランス人女性の約80%がポルノ映画を見たことがあり、さらにその約半数は、パートナーと一緒ではないときに視聴したことがあるという。

 今年9月にIFOPが女性579人を含む1101人(18歳以上)を対象に行った調査で、「少なくとも1度はポルノを見たことがある」と答えた女性は回答者の82%、男性は99%だった。また、見たことがある女性に視聴の理由を尋ねたところ、62%が「パートナーとの性生活に刺激を与えるため」と答えた。

 IFOPによると、フランス人の性的関心について仏国立保健医学研究所(INSERM)が行った調査では、ポルノを見た経験がある女性の割合は、2006年には73%、1992年にはわずか23%だった。

 IFOPは調査結果について、「性行動の幅が広がったことや、大人のおもちゃの使用など性的行動に対する態度が変化した影響」を指摘している。

 一方、市場に出回るポルノについて女性たちは、71%が「大半は男性のためだけに作られていると思う」と答え、72%が「女性から見れば非常に下品」と回答。さらに、57%が「暴力的すぎる」と答えた。(c)AFP