【11月23日 AFP】英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II、86)には宮殿や馬車こそが似つかわしいが、初めて体験したキャンピングカーもお気に召したようだ。

 22日、エリザベス女王は夫君のフィリップ殿下(Prince Philip、91)とともに南西部ブリストル(Bristol)のキャンピングカー製造大手ベイリー(Bailey)の工場を視察に訪れ、同社の「アプローチ(Approach)」シリーズのSE 760型に試乗した。このキャンピングカーはガスコンロや電子レンジ、冷蔵庫などのキッチン設備から、トイレ、シャワー、暖房、CDプレーヤーまで完備している。

 ベイリー側によれば、アプローチに乗って200メートルほど走行した女王はたいそう感銘を受けた様子で、「本当に自分の家で過ごしているような気分だった」と語ったという。

 一方、フィリップ殿下からは、車内のレイアウトについて「ベッドは縦向きのほうがいいね。その方が使いやすい」との注文があったそうだ。殿下は馬運搬車を所有しているが、乗員用のベッドは「自分でアレンジした」と話したという。

 英王室によれば、エリザベス女王がキャンピングカーに乗ったのは今回が初めて。(c)AFP