【11月16日 Relaxnews】レストランや宿泊施設の格付けを行う「ミシュランガイド(Michelin Guide)」イタリア版の第58版が14日、発表された。

 新たに3つ星を獲得したのは、イタリアのピエモンテ(Piedmont)州アルバ(Alba)の「ピアッツァ・ドゥオーモ(Piazza Duomo)」。シェフの「高い創造性、最高の質、地元の伝統に深く根ざした」料理が高い評価の理由だ。

 この店のキッチンで指揮を執るエンリコ・クリッパ(Enrico Crippa)氏は、有名レストラン「ライヨール」(Laguiole)でミシェル・ブラス(Michel Bras)氏、「エル・ブリ」(El Bulli)でフェラン・アドリア(Ferran Adria)氏の下で働いたほか、日本で3年間修行を積んだ経験を持つ。

 また、最新版で最も特徴的だったとされるのは、星を獲得したシェフの半数が35才以下の若い世代だったことだ。「シェフたちはその若さにもかかわらず、調査員たちを魅了した」という。

 星を獲得したシェフのうち4人が、その道では「ほんの小僧」といわれる年齢の26才から29才だった。ミシュランはこの結果を「飛躍的な発展」と評価している。新世代の敏腕シェフたちの台頭を印象づける結果となった。

 イタリア国内の3つ星のレストランは、合わせて7軒となった。その他、新たに3軒が2つ星、10軒が1つ星を獲得した。(c)Relaxnews/AFPBB