「チェコのフォレスト・ガンプ」、マラソン30回分の距離を完走
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【10月25日 AFP】自動車事故で重傷を負い、二度と歩けないかもしれないと診断されたチェコ人の男性が22日、アイスランドを一周するマラソンを走破した。ゴール直前の首都レイキャビク(Reykjavik)までの道のりには、約50人のランナーが並走した。
他の身体障害者を勇気づけるためとして、レネ・クーヤン(Rene Kujan)さん(38)は30日間にわたって毎日、平均5時間30分間走り続けた。総距離は1340キロで、マラソンレース約30回分の距離に相当する。
クーヤンさんがマラソンを始めたのは、交通事故で重傷を負った5年前。チェコのリハビリセンターで、他の身体障害者を支援する活動を行うことを思い付いた。
「治療中に、大勢の勇気ある、強い人たちと知り合いました。その多くが、1日1回フルマラソンを走るよりもずっと困難な運命にあった人たちです」とクーヤンさんは話す。彼はこの他にも、半身不随の人を支援するための募金活動を行っている。
今回の挑戦でクーヤンさんには、1994年公開の米国映画『フォレスト・ガンプ/一期一会(Forrest Gump)』で、米大陸を走って何度も横断した主人公にちなみ、「チェコのフォレスト・ガンプ」というニックネームが付けられた。クーヤンさんは、「脚が不自由な人が1人でも車いすから解放される助けになるなら、私は100回のマラソンでも走ったよ」と話している。(c)AFP
他の身体障害者を勇気づけるためとして、レネ・クーヤン(Rene Kujan)さん(38)は30日間にわたって毎日、平均5時間30分間走り続けた。総距離は1340キロで、マラソンレース約30回分の距離に相当する。
クーヤンさんがマラソンを始めたのは、交通事故で重傷を負った5年前。チェコのリハビリセンターで、他の身体障害者を支援する活動を行うことを思い付いた。
「治療中に、大勢の勇気ある、強い人たちと知り合いました。その多くが、1日1回フルマラソンを走るよりもずっと困難な運命にあった人たちです」とクーヤンさんは話す。彼はこの他にも、半身不随の人を支援するための募金活動を行っている。
今回の挑戦でクーヤンさんには、1994年公開の米国映画『フォレスト・ガンプ/一期一会(Forrest Gump)』で、米大陸を走って何度も横断した主人公にちなみ、「チェコのフォレスト・ガンプ」というニックネームが付けられた。クーヤンさんは、「脚が不自由な人が1人でも車いすから解放される助けになるなら、私は100回のマラソンでも走ったよ」と話している。(c)AFP