【10月14日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)を見下ろすジャマルミナ(Jamal Mina)の自宅で、飼っているハトを空に飛ばす地元住民のアハマド(Ahmad)さん。手押し車の製作販売で生計を立てているアハマドさんにとって、約20羽のハトを世話し、そのハトが飛ぶ様子を見るのが、数少ない楽しみの1つだ。

 アハマドさんはアフガン内戦と、その後1990年代初めに国内を制圧したタリバン(Taliban)政権の時代、家族の中で唯一の稼ぎ手だった。北大西洋条約機構(NATO)軍の撤退が予定されている2014年以降のアフガニスタン情勢が不安視される中、アハマドさんはタリバンがより強硬な存在として政権に復帰し、ハトを飼ったり飛ばしたりできない事態にならないことを願っている。(c)AFP