【9月18日 AFP】米首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)のスミソニアン国立動物園(Smithsonian National Zoo)で16日、ジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生した。同動物園が17日発表した。  母親は中国から貸与されているメイシャン(美香、Mei Xiang)で、同動物園のスーザン・マレー(Suzan Murray)主任獣医によれば、16日午後10時46分(日本時間17日午前11時46分)ごろ出産した。とても疲れた様子だが、赤ちゃんをしっかり抱いているという。  マレー氏によれば、赤ちゃんは母親が横になろうとすると鳴き声を上げるので、そのたびにメイシャンは姿勢を直してまたしっかりとわが子を抱きなおすのだという。「メイシャンは母パンダのかがみです」(マレー氏)  メイシャンが身ごもっていたのはこの1頭だけと考えられているが、17日中にもう1頭生まれる可能性もある。同動物園では子育てはメイシャンに任せ、人は介入しないことを目標としている。当面はウェブカメラで親子の様子を見守る。(c)AFP