【8月30日 AFP】 台湾行政院環境保護署のスティーブン・シェン(Stephen Shen、沈世宏)署長が、トイレをきれいに保つために小便時には座るよう台湾の男性たちに呼び掛けたところ、賛否両論の反応が挙がっているようだ。

 24日の発言の中で同署長は、「私もすでに実践している」と述べ、次に使う人のことを考えると他の男性も座ったほうがいいとコメントした。

 このアドバイスについて、25日にAFPが取材した環境保護署のある高官は、公衆トイレでの実行は難しいと思うので、まずは家のトイレで習慣づけることを奨励すると回答した。

「男性も座ってトイレを」という呼び掛けに対し、インターネットのフォーラムやチャットルームでの反応は、良い考えだから今すぐ実行すべきだという意見と逆に批判的な意見とに分かれている。

 台湾紙・聯合報(United Daily News)のフォーラムで、あるユーザーは「脳みその壊れた政治家よ、環境署のお役人はスカートを履くことにしたらどうか」と書き込み、また別のユーザーは「座って小便する手本を、スティーブン・シェンと馬英九(Ma Ying-jeou、総統)にテレビで見せて欲しい」と意見した。(c)AFP