【8月20日 AFP】フィンランドの18歳の青年がこれまでの世界記録を自分の携帯電話と一緒に打ち砕いた――18日、フィンランド南東部サボンリンナ(Savonlinna)で行われた毎年恒例の「携帯電話投げ大会」での出来事だ。

 公共放送のフィンランド放送協会(YLE)が報じたところによると、優勝したこの青年の記録は101メートル46センチ。2位は、94メートル67センチを記録した南アフリカの男性だったという。

 主催者は、「この現代機器(携帯電話)により生じたすべてのイライラとガッカリに仕返しする機会」だと同大会について説明した。

 フィンランドといえば携帯電話大手ノキア(Nokia)の本社所在地だが、大会主催者によれば、国内は旧式の携帯電話であふれかえっているという。

 主催者の英語版ウェブサイトには「ドービング検査はない」との文言とともに、「しかしながら、審判は、参加者の精神的、肉体的準備が不足していると判断した場合、参加者の出場を拒否することができる」と掲載されている。

 大会は2000年から開催されている。(c)AFP