【8月18日 Relaxnews】両脚義足の「ブレードランナー」として知られる南アフリカの陸上選手、オスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)さんのロンドン五輪での活躍も記憶に新しいが、米国のボストン・マラソン(Boston Marathon)を主催するボストン体育協会(Boston Athletic AssociationBAA)のトーマス・グリルク(Thomas Grilk)事務局長は9日付の地元紙ボストン・ヘラルド(Boston Herald)に、義足の選手のオープン枠参加を許可することについて「大いに歓迎する」と語った。

「BAAでは義足で競技に参加する選手について、全米陸上競技連盟(USA Track and FieldUSATF)と国際陸上競技連盟(International Association of Athletics FederationsIAAF)の規則を順守している。これらの機関が(オスカー・ピストリウス選手の)『義足』に競技上の優位性がないと判断すれば――実際には優位性があると判断されたのだが――、その場合は、われわれは喜んで彼らの見解に従う」とグリルク事務局長は語った。

 現時点でボストンマラソンに義足のランナーからの申込みが殺到していることはないものの、同マラソンに出場する体の不自由な参加者の業務をまとめるデビッド・エストラダ(David Estrada)氏は、今後増加する可能性があると述べる。ヘラルド紙によるとエストラダ氏は、ロンドン五輪でピストリウス選手に世界の注目が集まったことから、同様のランナーの参加者が今後増えても何らおかしくないと分析している。(c)Relaxnews/AFPBB News