伝わらなかったおもてなし、米国人旅行者の「銃携帯の権利」の投書がカナダで話題に
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【8月11日 AFP】カナダの公園で「恐ろしい体験」をした米国人が、旅行先のカルガリー(Calgary)の新聞に投稿した銃規制に関する意見が、カナダ中で笑い種となっている。
米ミシガン(Michigan)州在住の男性、ウォルト・ウォーラ(Walt Wawra)さんは、カルガリー・ヘラルド(Calgary Herald)紙の編集部宛に手紙を書き、最近訪れたカルガリー市のノーズヒル公園(Nose Hill Park)で起きた出来事について苦言を呈した。
投書によるとウォーラさん夫妻は、日も高い時間帯に公園の舗装された小道を歩いていたところ、2人の若い男性と出くわした。男性2人は「非常に攻撃的な」声で、「スタンピード(ロデオ大会)にはもう行ったかい?」と声を掛けてきたという。
ウォーラさんの職業は警察官。「まったくもって攻撃的で、無礼かつ威嚇するような態度で向かってきた」2人を前にしたウォーラさんは、国境の向こう側の米国であれば銃があったはずの場所に本能的に手を伸ばした。
「私はすぐさま男2人と妻の間に割って入り、『諸君、君たちに用はないよ。グッバイ』と答えた。あいつらが武器のようなものを取り出さなかったことをイエス・キリストに感謝する」
「多くの人が、カナダでは銃を持ち歩く必要はないという。しかし、警察も全ての人を常に守ることはできない。男たるもの、必要に応じて自分を守る権利は与えられなければならない」
この投書はすぐにジョークの的となった。
カルガリーのあるレストランでは、路上に出す看板に「スタンピードにはもう行ったかい?冗談だよ、撃たないで!」と書いてみせた。
また、あるデザイナーはツイッターで、「ドッグランで2匹のテリアが俺の犬のにおいをかぎに来た。カナダ政府がうちの犬にも銃を持たせてくれさえすれば…」と皮肉った。
この騒動を受けて地元観光局の職員は、ウォーラさん夫妻が出会った2人の若い男性は、ロデオ大会への無料入場券を配っていただけだと明らかにした。(c)AFP
米ミシガン(Michigan)州在住の男性、ウォルト・ウォーラ(Walt Wawra)さんは、カルガリー・ヘラルド(Calgary Herald)紙の編集部宛に手紙を書き、最近訪れたカルガリー市のノーズヒル公園(Nose Hill Park)で起きた出来事について苦言を呈した。
投書によるとウォーラさん夫妻は、日も高い時間帯に公園の舗装された小道を歩いていたところ、2人の若い男性と出くわした。男性2人は「非常に攻撃的な」声で、「スタンピード(ロデオ大会)にはもう行ったかい?」と声を掛けてきたという。
ウォーラさんの職業は警察官。「まったくもって攻撃的で、無礼かつ威嚇するような態度で向かってきた」2人を前にしたウォーラさんは、国境の向こう側の米国であれば銃があったはずの場所に本能的に手を伸ばした。
「私はすぐさま男2人と妻の間に割って入り、『諸君、君たちに用はないよ。グッバイ』と答えた。あいつらが武器のようなものを取り出さなかったことをイエス・キリストに感謝する」
「多くの人が、カナダでは銃を持ち歩く必要はないという。しかし、警察も全ての人を常に守ることはできない。男たるもの、必要に応じて自分を守る権利は与えられなければならない」
この投書はすぐにジョークの的となった。
カルガリーのあるレストランでは、路上に出す看板に「スタンピードにはもう行ったかい?冗談だよ、撃たないで!」と書いてみせた。
また、あるデザイナーはツイッターで、「ドッグランで2匹のテリアが俺の犬のにおいをかぎに来た。カナダ政府がうちの犬にも銃を持たせてくれさえすれば…」と皮肉った。
この騒動を受けて地元観光局の職員は、ウォーラさん夫妻が出会った2人の若い男性は、ロデオ大会への無料入場券を配っていただけだと明らかにした。(c)AFP