【8月1日 Relaxnews】「当たり障りのない」交流のために昔の恋人と会うのなら、一緒にランチをとるよりもコーヒーにしておいた方が良い――このような研究結果が7月の米科学誌「プロスワン(PLoS ONE)」に掲載された。食事込みのデートの方が、今の恋人にやきもちを焼かせるのだという。

 米コーネル大学(Cornell University)の研究チームは、カップルを対象に調査を実施。元恋人とどのような飲食活動を行った場合に、パートナーがどれほど嫉妬しかねないかを調べた。

 結果、元恋人と食事込みで会った場合の方が、コーヒーを飲みながらの歓談より、憶測にもとづく嫉妬を誘発しやすかったという。

 これは「The way to a man's(woman's) heart is through his stomach(異性の心を攻略するにはまず胃袋から)」ということわざの正しさを示すような結果だ。

「『ランチだけ』のはずがない、と恋人からは見えるということ。これを覚えておくことは大切だ。食事は人間関係を深めることもできるが、壊すこともできる」と研究者の1人は語った。

 食事を誰かと一緒に食べることの重要性を指摘する論文は多い。過去の研究では、定期的に家族で食卓を囲むことによって、少女たちの不健康な食習慣を予防し、若者の薬物乱用を減らし、健康な食生活を育むということが示されている。(c)Relaxnews/AFPBB News