【7月13日 AFP】欧州連合(EU)は13日、製造から6年以上経った自動車やオートバイに毎年の車体検査を義務付けるなど、より厳しい車検基準を求める提案を各加盟国に対して行う予定だ。

 欧州では、車体の故障が原因の死亡事故が毎年多数発生している。欧州委員会(European Commission)の報道官によれば「欧州域内では技術的な欠陥が原因の交通事故で毎日5人が命を落としている」という。

 主な提案内容の1つとして、定期的な車検の対象を二輪や三輪自動車にも拡大することがある。現在、ベルギー、ブルガリア、キプロス、フィンランド、フランス、ギリシャ、アイルランド、マルタ、オランダ、ポルトガル、ルーマニアではこのような規則は設けられていない。

 また、最初の車検を製造から4年後に、2回目をその2年後に実施し、その後は毎年の車検を行っていくことも提案する予定だ。(c)AFP