【5月28日 AFP】南アフリカのネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領(93)が30日、約7か月ぶりに公の場に姿を見せた。

 故郷クヌ(Qunu)の自宅で肘掛け椅子に座り膝に毛布をかけたマンデラ氏は、与党アフリカ民族会議(African National CongressANC)のバレカ・ムベテ(Baleka Mbete)議長からANC結成100周年記念の火をともした政党色をあしらったトーチを贈られて、笑顔を見せた。テレビの画面からは、健康そうながらも少し緊張した様子が見て取れた。

 ANC報道官によればマンデラ氏は喜んで、たくさんの質問をしたという。

 マンデラ氏が公の場に姿を現すのは、前年10月にヨハネスブルク(Johannesburg)の自宅で地方選挙に投票する場面が公開されて以来およそ7か月ぶり。今年7月に94歳になるマンデラ氏は今年1月から検査のためヨハネスブルクに滞在していたが、29日にクヌへ帰郷していた。(c)AFP

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