【5月23日 Relaxnews】6月8日から7月1日まで、ポーランドとウクライナの共催で行われるサッカー欧州選手権2012(UEFA Euro 2012)。同選手権初のホスト国となる両国は、百万人単位の観客を受け入れる準備に余念がない。
 
 ポーランドで試合が行われるのはワルシャワ(Warsaw)、グダニスク(Gdansk)、ポズナニ(Poznan)、ヴロツワフ(Wroclaw)の4都市。これらの都市の見どころを以下に紹介しよう。

・ワルシャワ

 ポーランドの首都で同国最大の都市。人口は170万人で面積は517平方キロ。昔からワルシャワのシンボルになっている人魚像は、同市が欧州選手権に向けて選定したロゴにも使われている。伝説によると、デンマークの首都コペンハーゲン(Copenhagen)にある有名な人魚の像の「姉妹」だという。

 最大の見どころの1つは、1952年から1955年の間に建てられた文化科学宮殿(Palace of Culture and Science)だ。

 ワジェンキ公園(Łazienki Park)をそぞろ歩き、1795年まで在位したポーランド最後の国王であるスタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキ(Stanisław August Poniatowski)が住んだ離宮、湖に面した水上宮殿(Palace on the Water)を鑑賞することもできる。

・グダニスク

 人口45万6000人、面積262平方キロのグダニスクはポーランド最大の港湾都市。見どころの筆頭は市章のデザインのベースにもなっているネプチューンの泉(The fountain of Neptune)で、船員たちが1度は訪れる場所でもある。

 17世紀に建てられたゴールデン・ゲート(Golden Gate)や、川沿いの散策やリバークルーズが楽しめるモトワヴァ(Motlawa)川(全長64キロ)もある。

・ポズナニ

 ポーランド西部のポズナニは由緒ある市場が立つことで知られる。中世の交易の拠点となっていたこの市場は、ルネッサンス期の建築物として観光名所となっている市庁舎から程近い場所で開催される。

 これとは対照的に、商業地区にそびえる高さ84メートルの高層オフィスビル、アンダルシア・タワー(Andersia Tower)はポーランドの現代的な側面を体現している。

・ヴロツワフ

 ポーランドのベネチア(Venice)と呼ばれる同国南西部のヴロツワフは12の島からなる。市内を流れるオーデル(Oder)川とその4本の支流に100本以上の橋がかかっている。市の中心部にある多彩な商品が並ぶ市場が、最も人気がある観光スポットになっている。(c)Relaxnews/AFPBB News