【5月16日 AFP】オーストラリア北部で射殺されたイリエワニの腹の中から、犬の死骸、短パン、サッカーボール、そしておむつが発見されたと、地元紙ノーザンテリトリー・ニュース(Northern Territory News)が16日に報じた。

 地元警察は最近、ガリウィンク(Galiwinku)地区近くのビーチで少なくとも犬1匹を食べ、ほかのペットにも襲い掛かっているワニがいるとの通達を各機関に出していた。

 同紙によれば、15日に同地域に向かった警備隊は体長3.5メートルのワニが犬の足に噛み付いているところを発見し、射殺した。

 ワニの腹の中からは別の犬の死骸のほか、さまざまな物が発見された。

 ワニ関連の記事を度々1面で扱う同紙は、「笑いを誘うようなニュースではあるが、野生動物の体の中から大量のごみが発見されたことは憂慮すべき」だと指摘している。

 最大で体長7メートル、体重1トン以上まで成長するイリエワニは、オーストラリア北部の熱帯地域でよく見られる。毎年平均2人がイリエワニに襲われて命を落としている。(c)AFP

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