【2月22日 Relaxnews】国内各地で多くのホテルがオープン予定の2012年、都内の歴史的建造物2か所でもホテルがオープンする。

 今年10月グランドオープンを予定しているのは、「東京ステーションホテル(Tokyo Station Hotel)」。1915年に赤レンガの東京駅舎で開業したが、2006年から東京駅丸の内駅舎保存・復原工事のため休館していた。10月の開業に向け、ウエディングおよび多目的ルームの予約受け付けをすでに開始している。

 非日本風の様式で建築された人目を引く東京駅舎は、20世紀初頭の日本の社会と文化のグローバル化と近代化の取り組みを体現したものだ。なお東京駅丸の内駅舎は2003年、国の重要文化財に指定されている。

 東京ステーションホテル開業準備室室長の藤崎斉(Hitoshi Fujisaki)氏は、20世紀初頭のレトロでエレガントな雰囲気と、21世紀のおもてなしを提供すると述べる。

 一方、5月にグランドオープンを迎えるのは「パレスホテル東京(Palace Hotel Tokyo)」。約900億円を投じた建て替えを通じて新たに生まれ変わる。

 パレスホテル東京の小林節(Takashi Kobayashi,)取締役社長は声明で、同ホテルはオーナーシップからマネージメント、サービス、そして皇居の緑と堀とが織りなす完璧な風景まで、徹底して日本的であると述べた。

 他方、沖縄の竹富島では総合リゾート運営の星野リゾートにより「星のや竹富島(Hoshinoya Taketomijima)」が6月に開業を予定。またリッツカールトンも国内3件目の施設となる「リッツカールトン沖縄(Ritz-Carlton Okinawa)」を4月にオープンする予定だ。(c)Relaxnews/AFPBB News