【2月7日 AFP】(一部更新、写真追加)英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II、85)が6日、即位して60年を迎えた。イングランド東部への静かな訪問で、5か月間に及ぶ60周年祝賀期間が始まった。

 ジョージ6世(King George VI)が急逝した1952年2月6日、エリザベス女王は即位した。エリザベス女王はノーフォーク(Norfolk)州キングスリン(King's Lynn)の市役所を訪問した。雪の積もった通りには約100人が集まり、女王を熱狂的に歓迎した。

 その後女王は近くのダーシンガム(Dersingham)村にある学校を訪れた。ゲイル・プラット(Gayle Platt)校長は、この記念すべき日に女王を学校に迎えたことは「とても、とても名誉なことです」と語った。

 ロンドン(London)のハイドパーク(Hyde Park)とロンドン塔(Tower of London)、スコットランドのエティンバラ(Edinburgh)では砲兵隊が礼砲を発射した。ポーツマス湾(Portsmouth Harbour)の入り口にあたる英南西部ハンプシャー(Hampshire)州ゴスポート(Gosport)の海軍の拠点フォート・ブロックハウス(Fort Blockhouse)では海軍が21発の礼砲を発射した。

 6月3日には花で飾られた女王の船が1000隻の船舶を率いてテムズ川(River Thames)を上るイベントが行われる。女王の今後5か月の日程は英国内に制限されるが、代わりに英連邦(Commonwealth)各国へはロイヤルファミリーが訪問することになっている。

 祝賀行事は6月2~5日の4日間に行われる予定。英連邦各地を灯台でつなぐイベントや、ウマとパフォーマーによるウィンザー城(Windsor Castle)でのパレードなどが行われる。(c)AFP/Robin Millard

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