第2次大戦直後にもらったラードの缶詰、今でも食用可能 ドイツ
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【2月7日 AFP】ドイツのある年金生活者が、戸棚で64年間保管していたラードの缶詰を食品安全当局に持ち込んで検査を依頼した。
元化学者のハンス・フェルトマイアー(Hans Feldmeier)さん(87)は、学生だった1948年、米国による戦後の救援プログラムを通じて北東部ロストク(Rostock)近郊でこのラードを手に入れた。ラードの他、麺類の缶詰2つとミルクももらったという。
「単に捨てたくなかったんだ」と語るハンスさんは、検査結果に驚かされた。
メクレンブルク・フォアポンメルン(Mecklenburg-Western Pomerania)州食品安全当局のフレルク・フェルトフーゼン(Frerk Feldhusen)氏は、「当然ながら香りと味が多少失われている」と述べ、「ざらざらとした感触があり、溶けにくく、見た目も古い」と付け加えた。
しかしフェルトフーゼン氏は、「鮮度と成分を考慮すると、おおむね満足のゆくものと評価できる」として、現在の基準に照らしても十分食用に耐えるだろうと述べた。(c)AFP
元化学者のハンス・フェルトマイアー(Hans Feldmeier)さん(87)は、学生だった1948年、米国による戦後の救援プログラムを通じて北東部ロストク(Rostock)近郊でこのラードを手に入れた。ラードの他、麺類の缶詰2つとミルクももらったという。
「単に捨てたくなかったんだ」と語るハンスさんは、検査結果に驚かされた。
メクレンブルク・フォアポンメルン(Mecklenburg-Western Pomerania)州食品安全当局のフレルク・フェルトフーゼン(Frerk Feldhusen)氏は、「当然ながら香りと味が多少失われている」と述べ、「ざらざらとした感触があり、溶けにくく、見た目も古い」と付け加えた。
しかしフェルトフーゼン氏は、「鮮度と成分を考慮すると、おおむね満足のゆくものと評価できる」として、現在の基準に照らしても十分食用に耐えるだろうと述べた。(c)AFP