オーストラリア人男性、北極点から南極点までの究極マラソンに成功
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【1月20日 AFP】北極点から南極点までの2万1000キロを走りきる究極のマラソンに挑戦していたオーストラリア人、パット・ファーマー(Pat Farmer)さん(48)が19日、無事南極点に到達し、偉業を果たした。
この究極マラソンは、ファーマーさんが貧しい国々を支援する国際赤十字社(International Federation of the Red Cross)の「安全な飲料水と衛生向上プロジェクト」への資金を募る目的で行ったもの。この日、南極点に国際赤十字社の旗を立てたファーマーさんは、今回の過酷なマラソン体験は一生、体に残るだろうと話している。
以前は政治家だったファーマーさんは、2011年4月2日に北極点をスタート。極限状態のなかで走りながら、世界には自分よりも大きな苦しみに直面している人たちがいることを考えて耐えてきたという。「アフリカや東ティモール、南米の人たちは、清潔な水もなく、洪水や地震、山火事、飢饉などの苦難に絶えているんだ」
■灼熱の砂漠で道に迷うことも
凍てつく氷の大地から山岳地帯、汗がしたたりおちる熱帯まで、気候もさまざまな14か国をファーマーさんは駆け抜けてきた。
その間、時には吹雪にあらがいながら走り、ペルーでは灼熱の砂漠で道に迷った。ホッキョクグマやヘビ、ワニなどの危険な動物のほか、強盗や武装集団にも遭遇した。暴走トラックにひかれそうになったこともある。
脱水症状を起こしたこともあれば、疲労によるけがもありながら、ファーマーさんは1日も休むくことなく、驚異的にも毎日、平均80キロを走り続けた。
こうした「想像を絶する苦行」を通じて、最終的に10万豪ドル(約800万円)の募金が寄せられた。
豪赤十字のロバート・ティックナー(Robert Tickner)氏は、「ファーマーさんの肉体的な勇気と忍耐による驚くべき偉業は、全ての人類への励みとなった」と称えた。
■過去にも数々の「限界」に挑戦
今回の究極マラソンのほかにも、ファーマーさんは過去に何度も自身の限界に挑戦してきた。オーストラリア大陸一周(1万5000キロ)マラソンを191日で終えるなど、7つの世界記録を持つ。
また、オーストラリアの砂漠地帯の徒歩横断を2回達成。米国一周レースでは、足を骨折しながらも50日間でゴールし、4位に入賞している。(c)AFP
この究極マラソンは、ファーマーさんが貧しい国々を支援する国際赤十字社(International Federation of the Red Cross)の「安全な飲料水と衛生向上プロジェクト」への資金を募る目的で行ったもの。この日、南極点に国際赤十字社の旗を立てたファーマーさんは、今回の過酷なマラソン体験は一生、体に残るだろうと話している。
以前は政治家だったファーマーさんは、2011年4月2日に北極点をスタート。極限状態のなかで走りながら、世界には自分よりも大きな苦しみに直面している人たちがいることを考えて耐えてきたという。「アフリカや東ティモール、南米の人たちは、清潔な水もなく、洪水や地震、山火事、飢饉などの苦難に絶えているんだ」
■灼熱の砂漠で道に迷うことも
凍てつく氷の大地から山岳地帯、汗がしたたりおちる熱帯まで、気候もさまざまな14か国をファーマーさんは駆け抜けてきた。
その間、時には吹雪にあらがいながら走り、ペルーでは灼熱の砂漠で道に迷った。ホッキョクグマやヘビ、ワニなどの危険な動物のほか、強盗や武装集団にも遭遇した。暴走トラックにひかれそうになったこともある。
脱水症状を起こしたこともあれば、疲労によるけがもありながら、ファーマーさんは1日も休むくことなく、驚異的にも毎日、平均80キロを走り続けた。
こうした「想像を絶する苦行」を通じて、最終的に10万豪ドル(約800万円)の募金が寄せられた。
豪赤十字のロバート・ティックナー(Robert Tickner)氏は、「ファーマーさんの肉体的な勇気と忍耐による驚くべき偉業は、全ての人類への励みとなった」と称えた。
■過去にも数々の「限界」に挑戦
今回の究極マラソンのほかにも、ファーマーさんは過去に何度も自身の限界に挑戦してきた。オーストラリア大陸一周(1万5000キロ)マラソンを191日で終えるなど、7つの世界記録を持つ。
また、オーストラリアの砂漠地帯の徒歩横断を2回達成。米国一周レースでは、足を骨折しながらも50日間でゴールし、4位に入賞している。(c)AFP