【12月20日 Relaxnews】英ロンドン（London）市当局は16日、同市を象徴する赤い2階建てバスの次世代モデルを公開した。

　次世代モデルは旧型車種「ルートマスター（Routemaster）」を元に設計され、後部プラットフォームからも乗り降りできる。来年2月20日から正式に運行が開始される。

　ロンドン市のために特別に設計されたバスで、市当局によると前回そのような措置が取られたのは50年以上前のことだという。

　この種のバスの中では最も環境に優しく、走行距離1キロ当たりの二酸化炭素（CO2）排出量は、従来のディーゼルモデルは1295グラムに対し640グラム。燃費も1リットル当たり約5キロと、従来型の倍の効率だ。

　内部には2階席へ上る階段が2か所あり（ルートマスターは1か所）、3つのドアから乗降ができるため、バス停での乗り降りがより迅速になる。ただし、後ろにある3つ目のドアは車掌が同乗している場合のみ利用可能。(c)Relaxnews/AFPBB News