【11月19日 Relaxnews】仏パリ(Paris)の空港で、乗り継ぎまで長い時間を過ごさねばならない乗客たちのために、無料の料理教室が開かれる。教室では、ココット料理やキャセロールディッシュといったフランス料理が習える。国際便の乗客たちをバターの香り漂うロビーで迎えようとの、いかにもフランスらしい歓迎方法だ。

 搭乗便を待つ間、乗客たちは、これまでのようにあてもなく空港内を歩き回ったり、買う気もないのに免税店をのぞいたりする代わりに、「ココット卵、野菜のコンフィ添え」や「リンゴのキャセロール蜂蜜がけ」などの作り方を習いながら時間を過ごせる。作った料理は持ち帰ることができる。

 料理教室の所要時間は、1つの料理について10分程度だ。料理を教えるシェフたちは、パリの仏料理教室「アトリエ・デ・シェフ(Atelier des Chefs)」から派遣される。

 フランス料理教室の場所と開催期間は、オルリ空港(Orly Airport)の出発ロビーで11月18日から23日まで、シャルル・ドゴール空港(Charles de Gaulle Airport)、ターミナル2Fの到着ロビーで11月25日から12月1日までとなっている。

 このほか、エールフランス(Air France)も「美食の国」フランスの利点を集客戦略に取り入れ、同航空のファーストクラス専用ラウンジ「ラ・プルミエール」では、ミシュラン(Michelin Guide)で三つ星を獲得したシェフ、アラン・デュカス(Alain Ducasse)氏が考案したメニューやワインリストを取り揃えている。(c)Relaxnews/AFPBB News