【11月11日 AFP】(写真追加)中国で、年月日に1が並ぶ11日に結婚を予定しているカップルが数千組いるという。

 中国ではもともと1990年代から、11月11日を「光棍節」(独身者の日)と呼んで、結婚して独身生活にピリオドを打つのにふさわしい日としてもてはやしてきた。今年は年の末尾も11のため、特に縁起が良いというわけだ。

 新聞晨報(Shanghai Morning Post)によると、同市では「1世紀に1度のチャンス」として、11日に結婚を予定しているカップルが3000組を超える。他の都市でも、湖北(Hubei)省武漢(Wuhan)市で400組以上、山東(Shandong)省済南(Jinan)市で100組以上が結婚を予定していると報じられている。

 国営新華社(Xinhua)通信の取材を受けた新郎の1人は、「結婚式がこんな日にあたるなんて、人生に1度の機会。これは逃せない」と答えた。
 
 上海市の結婚関連業者はどこも11日は繁盛しそうだ。結婚式場の「薇婷故事(Wedding Story)」の営業担当の女性は「この日は特別な日です」と語った。同会館では平日としては珍しく2組の挙式が予定されている。

 上海市ではまた11日に便乗して今週末に、集団見合いイベントを企画しており、相手を探している1万人が参加する予定だ。主催団体のひとつの週刊誌「Life Weekly Magazine」の関係者は「上海で独身でいることの問題は、ますます大きくなっているように見える」と語った。(c)AFP