頭蓋骨骨折の警察犬を表彰、英ロンドン暴動
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【10月19日 AFP】英ロンドン(London)で8月に起きた暴動の際、頭蓋骨を骨折しながらも任務を続行した警察犬が18日、表彰された。
表彰されたのは、3歳のジャーマンシェパード、オビ(Obi)。オビは担当警官のフィル・ウェルズ(Phil Wells)巡査と一緒に、ロンドン全域に広がった暴動のきっかけとなった警官による男性射殺事件が起きたロンドン北部トッテナム(Tottenham)で最初の暴動の最前線にいた。
瓶やレンガ、火炎瓶が降り注ぐ中、オビはレンガと思われるものにあたったが、その場ではけがをしたそぶりを見せず、数時間にわたって任務を続行した。
その後、左の鼻孔から血が流れ出ているのが発見されて任務を解かれ、獣医によるスキャン検査を受けたところ、左眼孔上部付近の頭蓋骨が骨折していたことが分かった。
オビはしばらく静養した後、簡単な任務については復帰していたが、このほどようやく完全復帰し、英上院で行われた国際動物福祉基金(International Fund for Animal Welfare、IFAW)の表彰式で、勇敢な動物に贈られる「アニマル・アクション・アワード(Animal Action Awards)」を授与された。
オビは非番の時には、ウェルズ巡査の家族と一緒に住んでいる。表彰式にもウェルズ巡査に連れられて登場した。
オビがけがした夜、トッテナムの暴動に出動した同じ部署の警察犬8頭も、肉球を切ったり歯を折るなどのけがをしている。(c)AFP
【関連記事】警官による男性射殺、ロンドン北部で暴動に 放火や略奪も
【動画】オビとウェルズ巡査(YouTube/AFPBB News公式チャンネル)
表彰されたのは、3歳のジャーマンシェパード、オビ(Obi)。オビは担当警官のフィル・ウェルズ(Phil Wells)巡査と一緒に、ロンドン全域に広がった暴動のきっかけとなった警官による男性射殺事件が起きたロンドン北部トッテナム(Tottenham)で最初の暴動の最前線にいた。
瓶やレンガ、火炎瓶が降り注ぐ中、オビはレンガと思われるものにあたったが、その場ではけがをしたそぶりを見せず、数時間にわたって任務を続行した。
その後、左の鼻孔から血が流れ出ているのが発見されて任務を解かれ、獣医によるスキャン検査を受けたところ、左眼孔上部付近の頭蓋骨が骨折していたことが分かった。
オビはしばらく静養した後、簡単な任務については復帰していたが、このほどようやく完全復帰し、英上院で行われた国際動物福祉基金(International Fund for Animal Welfare、IFAW)の表彰式で、勇敢な動物に贈られる「アニマル・アクション・アワード(Animal Action Awards)」を授与された。
オビは非番の時には、ウェルズ巡査の家族と一緒に住んでいる。表彰式にもウェルズ巡査に連れられて登場した。
オビがけがした夜、トッテナムの暴動に出動した同じ部署の警察犬8頭も、肉球を切ったり歯を折るなどのけがをしている。(c)AFP
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