【10月1日 AFP】ネパール観光局は29日、1700キロを約157日間かけて踏破する世界最長・最高峰レベルのトレッキングルート、「グレート・ヒマラヤン・トレイル(Great Himalayan Trail)」を公式オープンした。

 世界第3位の高峰カンチェンジュンガ(Kanchenjunga)の麓のタプレジュン(Taplejung)から西部のフムラ(Humla)まで、ルート上には中部ランタン(Langtang)のタマン(Tamang)人の仏教文化や、最西端地域のヒンズー教と古くからのアニミズム信仰の混合文化など、多彩なネパール文化が息づいている。

 全行程を踏破すれば上級者でも5か月かかるが、標高8848メートルの世界最高峰エベレスト(Everest、中国名チョモランマ)周辺や、人気のアンナプルナ(Annapurna)周遊など、10日~3週間程度で歩き通せるショートコースも提供されている。ネパール観光局では、「冒険を求める人々の究極の目的地としてのネパールの名声を高めるだろう」と期待を示している。(c)AFP

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