【9月23日 AFP】英国で22日、内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」創設者のジュリアン・アサンジ(Julian Assange)容疑者の非公認の自伝が出版された。アサンジ容疑者は原稿が未完成だとして出版に反対しており、無許可で出版した出版元のキャノンゲート(Canongate)を強く批判している。

Julian Assange: The Unauthorised Autobiography(ジュリアン・アサンジ:非公認自伝)』は、アサンジ容疑者への50時間以上のインタビューを元にライターが書いたもので、今回出版されたのは3月に入稿された初稿という。キャノンゲートは、アサンジ容疑者から出版を見合わせるよう申し出があったことを認めたうえで、「情熱的かつ挑発的で、強固な意見にあふれた」書籍を出版できて誇りに思うとコメントしている。

 これに対しアサンジ容疑者は22日夜、怒りに満ちた長文の声明を発表。キャノンゲートは、アサンジ容疑者との契約に違反した上、未完成原稿を出版しないとの個人的約束も破ったと非難した。(c)AFP

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