【9月12日 AFP】英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)は12日、英国人が伝統のパブよりも自宅でより多くのビールを飲むようになる日が近いと報じた。ある業界団体は、スーパーでビールが安い価格で販売されているのが原因だと述べている。

 デーリー・テレグラフ紙は、英飲料業界団体「英国ビール・パブ協会(British Beer and Pub AssociationBBPA)」の統計を示し、スーパーでのビール消費量がパブでの消費量に迫る勢いだと伝えた。

 1970年代にはビールの9割以上がパブやクラブ、バーで買い求められたものだった。この割合は前年末に50.9%まで下落し、残りの49.1%は販売店で購入されていた。

 BBPA広報はテレグラフ紙に対し「まもなく逆転するだろう」と語った。

 BBPAはパブでの消費量の下落はスーパーのせいだと述べる。スーパーはビールを赤字で販売し、赤字分をほかの商品で補てんしているが、パブにそのような選択肢はないとBBPAは述べた。(c)AFP