人食いワニ?の捕獲に成功、体長6.4m フィリピン
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【9月7日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島ブナワン(Bunawan)の当局者は6日、体長6.4メートル、体重1075キロの巨大クロコダイルの捕獲に成功したと発表した。
このオスのワニの捕獲作戦は前月15日に開始され、今月3日、金属製のケーブルを使い、30人がかりでようやく成功した。町では2年前、12歳の少女が頭部を食いちぎられて死亡する事件があったが、このワニが「犯人」と見られ、さらには7月に忽然と姿を消した農民がこのワニの餌食になっていたことが疑われている。ワニを「吐かせて」胃の内容物が調べられたが、遺体の一部らしきものは見つからなかった。行方不明になっていた水牛数頭についても、飲み込んだ形跡はなかったという。
当局者は、ワニが捕獲されて「住民たちは胸をなでおろした」ものの、「一帯ではほかのワニも目撃されているため、このワニが犯人なのかは定かではない」と説明した。
なお、人口3万人の貧しいこの町は、ワニを殺さず、自然公園を建設して展示する決定を下した。
フィリピン環境天然資源省の担当者は、このワニは捕獲された中では史上最大と見られると話した。残っている記録によれば、これまでの最大は5.48メートルだったという。(c)AFP/Cecil Morella