【8月20日 AFP】スイス西部のサンブレーズ(St. Blaise)で今週、水陸両用車愛好家の大会が開かれ、欧州各国から50台以上が参加した。

 カラフルなパラソルや旗で飾られた第2次大戦当時の軍用輸送車やジープ、クラシックカータイプの車両などが、赤ちゃんやイヌを連れた家族連れを乗せてヌーシャテル湖(Lake Neuchatel)に乗り出した。

「これはクラシックカーであると同時にボートでもあるんだ。2つの用途に使えるから本当に魅力的だよ」と話すのはポール・フォーリー(Paul Foley)さん。「ぼくは車が好きでボートは好きじゃないんだけど、水面も使えるようになる全く新しいレベルの乗り物だよ」

 フォーリーさんが運転するのは1960年代にドイツで製造されたカブリオレで、大量生産された唯一の民生用水陸両用車だ。大量生産といってもわずか3878台しか生産されなかった。

 大会は1987年に始まり、これまでにスウェーデン、イタリア、ドイツなど各地で開催されてきた。2012年はノルウェーで行われる予定になっている。

 今年はサンブレーズの村が1000周年を迎えたことに合わせて当地で開催された。3日かけてヌーシャテル湖、ビール湖(Lake Biel)、モラート湖(Lake Morat)をまわった後、20日には一般の人を乗せて湖面に乗り出すことになっている。(c)AFP/Hui Min Neo

【動画】ヌーシャテル湖に浮かぶ水陸両用車(YouTube/AFPBB News公式チャンネル)