【7月11日 AFP】スペインのサッカークラブ、FCバルセロナ(FC Barcelona)の本拠地カンプ・ノウ・スタジアム(Camp Nou Stadium)で9日、バルサ・ファンの30代カップルが結婚式を挙げた。

 バルサは前年10月、2011年から本拠地での挙式サービスを始めると発表していたが、幸運な第1号カップルとなったのは、バルサのアイスホッケー・チームの元選手イバンさんと経済学者のシグリードさん。参列者260人を前に永久の愛を誓い、クラブのウェブサイトにもピッチ上で2人が祝福の乾杯をする写真が掲載された。

「何か特別なことがしたかったので、ここでの挙式を決めたんです」とシグリードさん。挙式代は、地元メディアによると6万ユーロ(約690万円)だったそうだ。

 クラブが提供する9万8787人収容のスタジアムでの挙式代は、招待客の数によって異なり、1800ユーロ(約21万円)~2400ユーロ(約27万円)。披露宴の費用は1人あたり110ユーロ(約1万3000円)からで、最大750人まで招待できる。

 このほか、特別な趣向を希望する場合はその都度、追加料金がかかる。例えば、クラブがサッカー欧州チャンピオンズリーグ2010-11(UEFA Champions League 2010-11)で獲得した優勝トロフィーを披露宴の会場に展示するサービスは、追加料金1500ユーロ(約17万円)で実現できる。

 国営テレビTVEによると、既に日本や中国からも問い合わせが来ているという。(c)AFP