【7月10日 AFP】2000年以降低下を続けていた台湾の出生率が、11年上半期に11年ぶりに増加に転じた。台湾は世界で最低水準の出世率で、当局は数々の出産・子育て支援策を実施してきた。

 台湾内政部(内務省)によると、11年上半期の出生者数は、前年同期10.82%増の9万1658人となった。特に6月には1万5900人近い赤ちゃんが誕生した。出生率でみると1000人あたり7.98人となり、前年同期の同7.21人から増加した。

 台湾では将来の労働人口不足への深刻な懸念が広がっており、台湾当局はここ数年間、現金給付や育児支援、不妊治療の助成など、多くの出産・子育て支援策を行ってきた。(c)AFP

【関連記事】少子化の台湾、1兆円規模の子育て支援策を実施へ