少女向けのセクシー服販売、心身に悪影響も 米調査
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【5月11日 AFP】米国の一部の服飾会社は10歳前後の少女向けに体の線を強調するセクシーな服を販売しており、女性の魅力に関して有害なステレオタイプを強化しているとする論文が、9日の独学術誌「Sex Roles」に発表された。
米ケニヨンカレッジ(Kenyon College)の研究チームは、低価格が売りの店から高級ブランドまで、子供服の人気ショップ15店舗のウェブサイトを調べ、衣料品5666点について、「子どもっぽい」「体の一部を露出または強調している」「色っぽい」といった特徴を持ち合わせているかどうかを評価した。
その結果、全体の69%が子どもっぽいデザインだったが、色っぽいのは4%、その両方持ち合わせているのは25%あった。子どもっぽくも色っぽくもないのは1%だった。
中には、6歳向けに、胸とおしりを強調したタイトでセクシーな服が販売されている例もあった。
論文は、少女たちは「スリムでセクシー」という西洋のステレオタイプに近づきたいというエスカレートする女性の願望に直面させられていると指摘する。周囲のプレッシャーから自分をモノとして対象化する行為には、体形への不満やうつ病、自尊心や自信の喪失などを招く危険性があるという。(c)AFP
米ケニヨンカレッジ(Kenyon College)の研究チームは、低価格が売りの店から高級ブランドまで、子供服の人気ショップ15店舗のウェブサイトを調べ、衣料品5666点について、「子どもっぽい」「体の一部を露出または強調している」「色っぽい」といった特徴を持ち合わせているかどうかを評価した。
その結果、全体の69%が子どもっぽいデザインだったが、色っぽいのは4%、その両方持ち合わせているのは25%あった。子どもっぽくも色っぽくもないのは1%だった。
中には、6歳向けに、胸とおしりを強調したタイトでセクシーな服が販売されている例もあった。
論文は、少女たちは「スリムでセクシー」という西洋のステレオタイプに近づきたいというエスカレートする女性の願望に直面させられていると指摘する。周囲のプレッシャーから自分をモノとして対象化する行為には、体形への不満やうつ病、自尊心や自信の喪失などを招く危険性があるという。(c)AFP