【5月11日 AFP】米シカゴ(Chicago)のノースウエスタン大(Northwestern University)で人気の「ヒューマン・セクシュアリティ(人間の性)」の講義が、教授が「性の実演」に学生たちを招待したことが大きな騒動となったことを受けて、来年度は休講になることが決まった。大学関係者が9日、述べた。

 ノースウエスタン大のアラン・カベッジ(Alan Cubbage)氏は声明で「人間の性についての講義は、他大学のいろいろな学部で提供されている。ノースウエスタン大学としては、当校のカリキュラムに最も適合する方法を検討中である」と述べた。

 この講義を行ったジョン・マイケル・べーリー(John Michael Bailey)教授は、来年度は「別の講義を担当」することになる。

■授業後の「性具実演」、大騒動に

 その日の授業は、拘束や夫婦交換、その他の呪物崇拝的な行為についてだった。授業後、性具や女性のオルガスムについての実演が見たい人は残っているようにと告げられた。およそ100人の学生と、学生の母親とみられる女性1人が講堂にとどまり、衣服を脱いで舞台に上がった女性を男性のパートナーが器具を使ってオルガスムに導くシーンを眺めたという。

 この話題はすぐに大きな騒動となり、ノースウエスタン大学は、学生の親たちなどから厳しく非難されていた。(c)AFP

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