マンガの中のビールは「広告」? 『ザ・シンプソンズ』が出版停止に
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【4月21日 AFP】米人気アニメシリーズ『ザ・シンプソンズ(The Simpsons)』に登場する架空のビールが原因で、同シリーズのコミックス版がリトアニアで出版停止に追い込まれた。ビールの描写が「広告」とみなされ、出版元が罰金を命じられたためという。
問題のビールは、主人公の父親ホーマー(Homer Simpson)の大好物「ダフ(Duff)」。オリジナルのアニメ版でも、コミックス版でも、ホーマーはよくこのダフ・ビールを片手にしている。
リトアニアでの出版元メディア・インコグニート(Media Incognito)はAFPの取材に、広告規制当局から1万リタス(約34万円)の罰金を命じられ、出版停止を余儀なくされたことを明らかにした。
リトアニアの法律では、メディア上でのアルコールの広告が禁止されている。同社や地元紙の報道によると、当局は「ダフ」という銘柄のビールが実際にアルゼンチン、メキシコ、スペイン、ポルトガル、ドイツで販売されていることを確認し、処分を下したという。
ただ、これらの「ダフ・ビール」は『ザ・シンプソンズ』にあやかった便乗商品にすぎず、原作者マット・グレイニング(Matt Groening)の承認を受けたライセンス商品ではない。
リトアニアの『ザ・シンプソンズ』月刊コミックスの発行部数は1万部に上る。メディア・インコグニート社では、法律に抵触しない形での出版再開を目指しているが、コミックス版のライセンスを持つ米ボンゴコミックス(Bongo Comics)は作品内容の変更を認めない方針だ。(c)AFP
【関連記事】「ザ・シンプソンズ」でお馴染み ダフ・ビールが実際に商品化
問題のビールは、主人公の父親ホーマー(Homer Simpson)の大好物「ダフ(Duff)」。オリジナルのアニメ版でも、コミックス版でも、ホーマーはよくこのダフ・ビールを片手にしている。
リトアニアでの出版元メディア・インコグニート(Media Incognito)はAFPの取材に、広告規制当局から1万リタス(約34万円)の罰金を命じられ、出版停止を余儀なくされたことを明らかにした。
リトアニアの法律では、メディア上でのアルコールの広告が禁止されている。同社や地元紙の報道によると、当局は「ダフ」という銘柄のビールが実際にアルゼンチン、メキシコ、スペイン、ポルトガル、ドイツで販売されていることを確認し、処分を下したという。
ただ、これらの「ダフ・ビール」は『ザ・シンプソンズ』にあやかった便乗商品にすぎず、原作者マット・グレイニング(Matt Groening)の承認を受けたライセンス商品ではない。
リトアニアの『ザ・シンプソンズ』月刊コミックスの発行部数は1万部に上る。メディア・インコグニート社では、法律に抵触しない形での出版再開を目指しているが、コミックス版のライセンスを持つ米ボンゴコミックス(Bongo Comics)は作品内容の変更を認めない方針だ。(c)AFP
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