旧ソ連の宇宙カプセル、2億4000万円で落札
このニュースをシェア
【4月13日 AFP】実際に宇宙に打ち上げられた旧ソ連の宇宙船ボストーク(Vostok)3KA-2宇宙カプセルが12日、競売大手サザビーズ(Sothebys)によって米ニューヨーク(New York)で競売にかけられ、288万ドル(約2億4000万円)で落札された。
サザビーズは当初、カプセルが200万ドル(約1億7000万円)~1000万ドル(8億4000万円)の値をつけると予想していた。落札したのは投資会社会長のエフゲニー・ユーチェンコ(Evgeny Yurchenko)氏。カプセルを母国に返す目的で競り落としたという。
ボストーク3KA-2は1961年3月25日、有人飛行の安全性を確かめる試験飛行で使用され、等身大のマネキン1体と「ズヴェドッカ(小さな星の意)」と名付けられた小型犬1匹を乗せて打ち上げられた。
カプセルは地球を1周し、大気圏に再突入し、パラシュートを開いて着地した。中のマネキンは無事で、小型犬も動揺はしていたもののけがはなかったため、ガガーリンによる有人飛行にゴーサインが出された。
ユーチェンコ氏は、「サザビーズのおかげでカプセルを母国に持ち帰ることができる。今後は、ロシアの宇宙開発計画の歴史記念館など、本来あるべき場所に置いてあげたい」との声明を発表した。(c)AFP
サザビーズは当初、カプセルが200万ドル(約1億7000万円)~1000万ドル(8億4000万円)の値をつけると予想していた。落札したのは投資会社会長のエフゲニー・ユーチェンコ(Evgeny Yurchenko)氏。カプセルを母国に返す目的で競り落としたという。
ボストーク3KA-2は1961年3月25日、有人飛行の安全性を確かめる試験飛行で使用され、等身大のマネキン1体と「ズヴェドッカ(小さな星の意)」と名付けられた小型犬1匹を乗せて打ち上げられた。
カプセルは地球を1周し、大気圏に再突入し、パラシュートを開いて着地した。中のマネキンは無事で、小型犬も動揺はしていたもののけがはなかったため、ガガーリンによる有人飛行にゴーサインが出された。
ユーチェンコ氏は、「サザビーズのおかげでカプセルを母国に持ち帰ることができる。今後は、ロシアの宇宙開発計画の歴史記念館など、本来あるべき場所に置いてあげたい」との声明を発表した。(c)AFP