【3月9日 AFP】英王室は9日、ウィリアム王子(Prince William、28)が17日から21日まで、大規模な地震に見舞われたニュージーランドと自然災害をうけたオーストラリアを訪問すると発表した。エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の代理として、両国で被災者を見舞い、救援活動の従事者らに謝意を伝える。

 ウィリアム王子は17日に、大規模な地震に見舞われたニュージーランドのクライストチャーチ(Christchurch)に入り、18日に行われる追悼式典に参列。前年11月にパイク・リバー(Pike River)炭鉱の爆発で作業員29人が死亡したニュージーランド南島のグレイマス(Greymouth)も訪れる。

 その後オーストラリアに渡り、クイーンズランド(Queensland)州のサイクロン被災地を19~20日に訪問した後、1月に水害の被害を受けたビクトリア(Victoria)州に移動して、21日に帰国の途につく。

 ウィリアム王子がニュージーランドとオーストラリアを訪問するのは2010年1月以来。王室の公式訪問であるため、ウィリアム王子との結婚式を4月29日に控えるケイト・ミドルトン(Kate Middleton)さんは同行しない。(c)AFP/Neil Sands