【3月9日 AFP】パリ(Paris)のレストラン「Brasserie Flottes」は高級レストラン格付けガイドブック『ミシュランガイド(Michelin Guide)』の星を1つも持っていない――しかし、パリで1番の「エッグマヨネーズ」を提供する店としての称号を得た今となっては、ミシュランなどどうでもよい。

 料理評論家で、「エッグマヨネーズを守る会(Association for the Protection of Egg Mayonnaise)」会長も務める80歳代のクロード・ルベイ(Claude Lebey)氏は7日、コンコルド広場(Place de la Concorde)に近いこの店を表彰した。

 ルベイ氏は、パリのレストランであまり見かけなくなったエッグマヨネーズについて「この料理はシンプルに見えるが、(準備に)細心の注意を払わなければならない」と語った。

 店を経営するオリビエ・フロット(Olivier Flottes)さんは、シェフたちがエッグマヨネーズの作り方を「学び直して」、メニューからなくなったエッグマヨネーズを復活させたと語った。一皿7ユーロ(約800円)で提供している。

 ルベイ氏の考える完ぺきなエッグマヨネーズは、「少し大きめの」固ゆで直前の卵を半分に切ったもの3つに、「マスタード入りのよく伸びるマヨネーズ」を使ったものだという。(c)AFP