英国、教会での同性結婚式を容認へ、婚姻法改正を検討
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【2月14日 AFP】英内務省は13日、婚姻法を改正し、同性カップルが教会などの宗教施設で結婚式を行うことを認める方針を明らかにした。英日曜紙サンデー・テレグラフ(Sunday Telegraph)によれば、英国で同性婚を宗教儀式として執り行うことが認められるのは、これが初となる。
一方、高級日曜紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)は、婚姻法の改正について、現在は男女間に限定されている結婚の定義が変わりかねない、象徴的な動きだと報じている。
■現行法では教会での挙式は不可
英国では2005年12月、同性カップルにも異性間の婚姻とほぼ同等の権利を認める「市民パートナーシップ(Civil partnership)法」が施行され、英国立統計局(Office of National Statistics)によると2010年5月現在、国内に2万6000組の同性カップルが暮らしている。
しかし、同性間の結婚式は無宗教形式でなければならず、賛美歌を歌ったり聖書の一説を朗読することなどは禁じられている。
内務省報道官は、さまざまな識者や団体から幅広く意見を聞いた上で、市民パートナーシップの次の段階として宗教団体が同性結婚式を行うことを認める方向で政府が検討していると述べた。
この改正が同性愛者の権利団体などから歓迎されることは明らかだが、保守派や教会などからは強い反発が予想される。すでに英国国教会(Church of England)は、傘下の教会や施設での同性婚儀式を認めないと言明した。
他方、サンデー・テレグラフによればキリスト教でもクエーカー(Quakers)教やユニテリアン(Unitarians)派、ユダヤ教の自由主義派などは、同性愛者に理解を示しているという。(c)AFP
一方、高級日曜紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)は、婚姻法の改正について、現在は男女間に限定されている結婚の定義が変わりかねない、象徴的な動きだと報じている。
■現行法では教会での挙式は不可
英国では2005年12月、同性カップルにも異性間の婚姻とほぼ同等の権利を認める「市民パートナーシップ(Civil partnership)法」が施行され、英国立統計局(Office of National Statistics)によると2010年5月現在、国内に2万6000組の同性カップルが暮らしている。
しかし、同性間の結婚式は無宗教形式でなければならず、賛美歌を歌ったり聖書の一説を朗読することなどは禁じられている。
内務省報道官は、さまざまな識者や団体から幅広く意見を聞いた上で、市民パートナーシップの次の段階として宗教団体が同性結婚式を行うことを認める方向で政府が検討していると述べた。
この改正が同性愛者の権利団体などから歓迎されることは明らかだが、保守派や教会などからは強い反発が予想される。すでに英国国教会(Church of England)は、傘下の教会や施設での同性婚儀式を認めないと言明した。
他方、サンデー・テレグラフによればキリスト教でもクエーカー(Quakers)教やユニテリアン(Unitarians)派、ユダヤ教の自由主義派などは、同性愛者に理解を示しているという。(c)AFP