英救急医療、救急車の改造費用かさむ 肥満増で
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【2月6日 AFP】英国で肥満の人が増えていることから、大型救急車の調達や設備増強に多額の費用がかかっている。英BBCテレビが3日、伝えた。
BBCは、情報公開請求に基づいて資料を入手。英全土の救急医療当局が、耐久性を強化した車いすや従来幅の広い担架を導入し、救急車を補強するために多額の費用をかけていたことがわかった。1台あたり9万ポンド(約1200万円)する特製の救急車を導入せざるを得ないところもあったという。
英救急医療サービスのジョー・ウェバー(Jo Webber)主任は、BBCの取材に対し、「救急車は生命に危険のある状況に迅速に対応する能力を持っていなければならないが、患者がどんどん大きくなっている」と語った。
英国の救急医療サービスの1つ、サウスセントラル救急サービス(South Central Ambulance Service)では、過去3年間で100万ポンド(約1億3000万円)以上をかけて、保有する約180台の救急車のおよそ3分の2を体重144キロまでの患者に対応できるよう改造した。
欧州連合(EU)と経済協力開発機構(OECD)が前年12月に発表した報告書によると、英国では成人の24.5%が肥満に分類される。EUの平均は14%で、英国の肥満の割合は欧州でもトップレベルとなっている。(c)AFP
BBCは、情報公開請求に基づいて資料を入手。英全土の救急医療当局が、耐久性を強化した車いすや従来幅の広い担架を導入し、救急車を補強するために多額の費用をかけていたことがわかった。1台あたり9万ポンド(約1200万円)する特製の救急車を導入せざるを得ないところもあったという。
英救急医療サービスのジョー・ウェバー(Jo Webber)主任は、BBCの取材に対し、「救急車は生命に危険のある状況に迅速に対応する能力を持っていなければならないが、患者がどんどん大きくなっている」と語った。
英国の救急医療サービスの1つ、サウスセントラル救急サービス(South Central Ambulance Service)では、過去3年間で100万ポンド(約1億3000万円)以上をかけて、保有する約180台の救急車のおよそ3分の2を体重144キロまでの患者に対応できるよう改造した。
欧州連合(EU)と経済協力開発機構(OECD)が前年12月に発表した報告書によると、英国では成人の24.5%が肥満に分類される。EUの平均は14%で、英国の肥満の割合は欧州でもトップレベルとなっている。(c)AFP