ウンピョウに亜種、研究で確認 ボルネオ島とスマトラ島
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【1月24日 AFP】ボルネオ(Borneo)島に生息する希少種のウンピョウは、近隣のスマトラ(Sumatra)島に生息するウンピョウの亜種であることが確認されたと、独ライプニッツ野生動物研究所(Leibniz Institute for Zoo and Wildlife Research)とマレーシア・サバ(Sabah)州野生動植物当局の研究者らが23日に発表した。
世界各国の博物館に収蔵されている標本の遺伝子や頭蓋骨の形態などを分析した結果、亜種であることが確認できたという。研究者の1人はAFPの取材に「ボルネオ島とスマトラ島のウンピョウは、最後の氷河期以降に地理的に隔てられたと考えている。長期的な隔離によって、それぞれが別の亜種に分かれた」と語った。
地理的な隔絶の理由としては、7万5千年前に起きたスマトラ島のトバ(Toba)火山の噴火で、ボルネオ島と中国南部の2つの個体群だけが噴火後に生き延びたとみられるという。(c)AFP
世界各国の博物館に収蔵されている標本の遺伝子や頭蓋骨の形態などを分析した結果、亜種であることが確認できたという。研究者の1人はAFPの取材に「ボルネオ島とスマトラ島のウンピョウは、最後の氷河期以降に地理的に隔てられたと考えている。長期的な隔離によって、それぞれが別の亜種に分かれた」と語った。
地理的な隔絶の理由としては、7万5千年前に起きたスマトラ島のトバ(Toba)火山の噴火で、ボルネオ島と中国南部の2つの個体群だけが噴火後に生き延びたとみられるという。(c)AFP