「人体標本」展の解剖学者が重病、死後は自ら標本に
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【1月6日 AFP】「プラスティネーション」という特殊技術で防腐処置を施した人体標本を作るドイツの解剖学者、グンター・フォン・ハーゲンス(Gunther von Hagens)氏(65)は5日、自身がパーキンソン病の末期にあることを明かすとともに、死後に遺体を標本として展示する計画を独紙ビルト(Bild)に公表した。
「わたしが死んだら、人体標本展『人体の世界(Body Worlds)』のキュレーターを務める妻のアンゲリーナ(Angelina Whalley)が遺体を人体標本化する。準備は着々と進めている」(ハーゲンス氏)
完成した人体標本は、「人体の世界」展の会場入口に展示される予定という。「来場者を歓迎するポーズを取って入口に立つ。死んだ後もお客さんたちを喜ばせたいと思っている」と、「死の博士」の異名を持つハーゲンス氏は語った。(c)AFP
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